小さくなったウーパールーパーのエラを大きくする為に治療を行いました。
一連の流れをまとめます。
これまでの経緯・エラの状態
生後約2年半のウーパー君ですが、エラがかなり小さいです。
左側の一本だけ長く、あとはすべて短くなっています。
フサフサの部分ももうほとんどありません。
ウーパー君のこのエラの状態は我が家に来てすぐに起こりました。
初めての飼育だった為、フィルターセットがない水槽で1週間程飼っていたために、水質が悪化してエラが小さくなってしまったと思われます。
なので、もう2年くらいずっとこの状態です。
しかし、全く苦しそうな様子もなく、元気な様子だったので、特に気にしていませんでした。
ちなみに、一緒に飼っているルーパーちゃんはフサフサです。
ウーパーくんのエラの退縮は、細菌感染が原因らしく、薬剤で治療すれば治るそう。
薬は、魚用の「グリーンFゴールド」が良いとのこと。
この薬は細菌感染症の治療に有効なものです。
実際に治療をおこなった人の日記を拝見すると、
*魚に使用する容量(30リットル:1g)の1/10、5〜7日間
*グリーンFゴールド規定量の1/12の量、24日間(エアレーションやフィルターなし)
*薬の量は通常の半分、時間も短時間(1時間程度)、これを1週間程度
など、様々なプロトコルがありました。 治療するかどうか悩みました。
特に苦しそうな様子もないのに、治療してよいものか?
薬で逆に死んでしまったら嫌だし。
今のままでも可愛いし。
でも、エラが大きくなったら長生きするかも!と思い、治療することにしました。
治療中はエアレーションできないとのことで、気温が下がってから行いました。
グリーンFゴールドを使用した薬浴の作り方
家にあるもので薬の量を測り、ウーパールーパー治療用の薬浴を調整した方法を書いておきます。
今回、ウーパールーパーのエラの治療には、
グリーンFゴールド顆粒を規定量の10分の1で使用し、1週間ウーパールーパーを薬浴するという方法を試しました。
使用したものは、
・グリーンFゴールド顆粒、
・500 mLの汲み置き水入りペットボトル、
・2Lの汲み置き水入りのペットボトル、
・2Lの元の水槽水入りのペットボトル、
・計量用の秤(はかり)(調理用)
グリーンFゴールド顆粒は魚には、1g/30L で使用する、と書いてありました。 なので、4Lの水でウーパールーパーを薬浴すると仮定すると、0.1g/30L = 0.01g/3L = 0.0133g/4L になるように溶かさなくてはいけません。
しかし!0.0133g なんて量れる秤(はかり)は普通の家庭にはありませんよね。
うちにもありません! グリーンFゴールド顆粒は1包で2gになっています。
これを全部、500 mLの汲み置き水入りペットボトルに入れました。
これは、2g/500 mL = 0.004g/mL になります。
これをよく混ぜて(完全には溶けません)、
3.3mLをとって4Lの水に入れると、0.0133g/4L になります。
3.3mLは、ペットボトルの蓋を秤にのせてゼロ合わせし、その中に500 mLペットボトルから濃い薬液を入れて3.3g測りとりました。
これを2Lの汲み置き水入りのペットボトルに入れ、よく混ぜ、水槽にいれました。
急に水質が変わるとウーパールーパーに良くないので、元の水槽から2Lを入れます。
これで、0.0133g/4L(魚の10分の1の量)のグリーンFゴールド顆粒の薬液ができました!
この薬浴にウーパー君をそっと移し、薬浴中。
水換えは、先ほどの500 mLペットボトルの濃い薬液を1.7mLとり、2Lのペットボトル水に入れ、2Lずつ水交換。
どうなるでしょうか? ちょっとウーパー君の元気がない気がします。 ルーパーさんも心配そう。
小さくなったウーパールーパーのエラを薬で治療した結果1
ウーパールーパールーパーのエラを薬で治療した結果、少しだけフサフサ部分が伸びたので、経過を書きます。
10月1日に薬浴を始めました。
10月1日;薬浴開始
10月2日;ウーパー君の食欲が低下
10月3日;餌を食べなくなる
10月5日;薬浴中止
経過観察
*薬の影響か、ウーパー君の食欲がなくなり元気がなくなったので、予定より早く薬浴を中止しました。個体差があると思いますので注意してください。
エラの様子です。
薬浴開始直後、
10月1日のウーパー君のエラの写真↓
10月27日のウーパー君のエラの写真↓
少しだけ、フサフサ部分が伸びました!
でもエラの太い部分、木に例えると枝の部分は全然のびていません。
もう少し薬の濃度を上げて、短時間の薬浴をする方法も載っていたので、次はその方法を試してみようと思います!
|