2年ほど前になりますが、築22年の中古マンションを買ってリノベーション(スケルトンリフォーム)しました。箇所別にビフォーアフターの写真と費用の内訳を載せておきます。
リノベーションするにあたって、施工会社と何度も打ち合わせをしてどの様に改装していくのか決めていったのですが、初めての人には適正価格がわからない為、本当にこの価格でOKしてよいのか、ぼったくられていないか、色々不安になると思います。
私も何度も不安になり、他の業者に見積もりを取って貰ったりしました。
しかし、他の業者の方が高かったです。
なので、実際にリフォームした時の実例(費用内訳含む)を載せておくので、これからリノベーションする方の予算の参考になればと思います。
大変でしたが満足していますし、今も不具合なく快適に住んでいます!
この時の確定申告や住宅ローン控除の概要についてはこちらを参照して下さい↓
中古マンションを購入しリノベーションした際の確定申告と住宅借入金等特別控除書類の書き方 - ウーパールーパーの智慧
- ・中古マンション購入~リノベーションまでの経緯
- ・フローリングを全て無垢材(パイン)に
- ・間取り変更、和室→洋室(2部屋)
- ・キッチンリニューアル
- ・浴室リニューアル
- ・トイレリニューアル
- ・配管リニューアルと天井、床工事、電気工事
- ・装飾タイル、エコカラット貼り付け
- ・2か所の窓を2重サッシに変更
- ・ベランダに接してない部屋へのエアコン取り付け
- ・各種費用
・中古マンション購入~リノベーションまでの経緯
初めは普通に綺麗な中古マンションを探していたのですが、なかなか自分好みのお部屋は見つからないものです。床は無垢材、キッチンはカウンター、全室エアコン付き、2LDKかつ駅近で中規模以上マンション。住宅ローン控除と生前贈与の非課税特例を利用しようと思っていたので床面積50平米以上、築25年以内で予算内。
・・・・なかなかそんなマンションはありません!
なので、部屋の内装などは後からリフォームすることにして、他の条件に合致するマンションを探すことにしました。
マンション購入の仲介業者を探している時に、リフォーム会社がマンション売買の仲介をしていて、仲介料が相場の半額でよいという所があったので、丁度いいなと思いその会社にお願いしました。
そして、その会社が丁度よい中古マンションを見つけてきてくれたのでローンを組んで購入しました。
・フローリングを全て無垢材(パイン)に
おおよそ65平米のマンションですが、5帖の書斎のみそのまま使用し、後の部分はすべてリノベーションしました。
トイレとお風呂場の床以外はすべて無垢材(パイン材)にしてもらいました。
無垢材のメリットとして
・調湿効果、断熱効果、鎮静作用
がよく挙げられます。
実際、無垢材にした部屋の方が無垢材にしていない部屋よりもずっと暖かいです。
(場所の影響も少しあると思いますが。)
また、パイン材は柔らかい質感が特徴で、素足でも気持ちが良いです。
柔らかいので傷がつきやすいのですが、へこんでも蒸しタオルを当てると元に戻る特徴があります。もどらなくてもオイルで色をつけて補修すれば傷は目立たなくなります。
・間取り変更、和室→洋室(2部屋)
購入時の間取りは3LDKでした。 玄関入ってすぐ右側に5帖の洋室(書斎)、左側にトイレと洗面所お風呂、真っすぐ行くとリビングキッチン、その奥にベランダに面した和室2部屋という間取り。
この和室を洋室に変更し、右側の和室部分をリビングと繋げてセカンドリビングとしました。
また、左側の和室は独立した洋室にしました。
・キッチンリニューアル
リビングとキッチンは元々ひとつながりになっていたのですが、キッチンとリビングの間にカウンターを造作して頂きました。
また、キッチン部分は一段上がる感じになっていてリビングと仕切られました。
これによってとても使いやすくなりました。
カウンターはとっても便利です。 カウンターの下には棚や引き出しがあって収納スペースになっています。 システムキッチンも新しいものにしました。
・浴室リニューアル
洗面所の部分は、一度全てを取り外し、新しい洗面台、壁紙、フローリングシートを施工して頂きました。
洗面台の鏡の下にタイルを張ってくれました。
浴室部分も一度全てを取り外し、配管をリニューアルした後に新しい浴室ユニットを設置しました。
・トイレリニューアル
トイレ部分も一度全てを取り外し、壁紙とフローリングシートを施工して頂きました。
便座などは綺麗だったのでそのまま以前のものを使用しました。
木材で棚を造作してくれました。
・配管リニューアルと天井、床工事、電気工事
配管も全てリニューアルしました。
また照明を全てダウンライトにするために天井は写真の様に二重構造にする必要がありました。床は無垢材を置く前に一段板を敷いています。
・装飾タイル、エコカラット貼り付け
ところどころタイルやエコカラットで装飾して頂きました。
写真はキッチン部分と玄関部分ですが、先述した洗面台部分のタイルやリビングも一部エコカラットを施工しています。
*エコカラットとは、珪藻土みたいなものですが、綺麗なタイル状になったものが販売されていて、これが空気を吸って湿度を調節してくれたり、ニオイや有害物質を低減してくれるものです。 様々なデザインがあるのでとてもお洒落です。 https://ecocarat.jp/rooms/
・2か所の窓を2重サッシに変更
角部屋なので窓が沢山あるのですが、2つの窓は元々曇りガラスになっていました。
透明の窓に交換しても良いか聞いてみたのですが、マンションのきまりで変えてはいけないとのことでした。
そこで、2重サッシにして、外側の曇りガラスの方を常に半分開けておけば眺望が楽しめる、ということで2重の窓を設置しました。
・ベランダに接してない部屋へのエアコン取り付け
玄関入ってすぐの部屋(書斎)はリノベしていないと最初に書いたのですが、唯一行ったのが、エアコンの取り付けです。
この部屋はベランダに接していなくて室外機を置く場所がなく、エアコンが取り付けられるか微妙なところでした。
初めは無理だと言われたのですが、絶対につけて欲しかったので強くお願いした所、エアコン設置会社にお願いしてつけて頂けることになりました。
排水が一番の問題だったのですが、これは窓から外に出すことになりました。 また、室外機はベランダに置き、そこまで長い配管を通して頂きました。
部屋を突っ切り、廊下を超えて、洋室を突っ切り、ベランダまで配管を通しています。
・各種費用
以上の様に、おおよそ65平米のマンションですが、5帖の書斎のみそのまま使用し、後の部分はすべてリノベーションしました(便座やドアなど再利用可能なものは再利用しています)。
工事費用の概略と商品代金の概略、諸費用を載せておきます。参考にしてください。
工事代金
解体工事;約45万円
設備工事;約70万円
電気・タイル・塗装工事;約80万円
内装工事;約30万円
雑工事・クリーニング;約40万円
大工工事;約180万円 計約445万円
現場管理費等諸経費; 約80万円
商品代
システムキッチン(クリナップ);約110万円
ユニットバス(INAX);約35万円
洗面化粧台(INAX);約13万円 給湯器(リンナイ);約17万円
床材(パイン);約21万円
幅木、その他木材;約10万円
室内ドア2こ(トステム);約10万円
玄関収納(トステム);約8万円
クローゼット(トステム);約6万円
インナーサッシ(トステム);約4万円
壁紙(サンゲツ);約6万円
エコカラット;約5万円
タイル;約11万円
ブラインド;約7万円
カーテン;約4万円
ロールスクリーン;約4万円
その他部品等;約5万円
照明器具;約7万円
分電盤;約4万円 計約287万円
エアコン
既存機取り外し・取付(2基);約11万
新規購入・取付;約23万 計約34万円
全部で合計約846万円でした!
確定申告による住宅ローン控除の申請方法や、贈与の非課税申告、リフォーム減税の申請方法などについてはこちらを参照して下さい↓